白紙のページに、どうして言葉は積もるのだろう。
告白
私が表現行為を行う上で、できるなら隠したまま何事も無かったかのように成長したかった、
見てくれのよい誇れるものを、とりあえず何でも身に纏いたかった、
その裸に当たる部分。
本当は私は大したことのない、何者でも無かったのかもしれないという恐怖。
それを乗り越えたい。
「私にはこんなに大それた価値がある!」と心から叫びたい、私をはっきり主張したいという欲求の根源となる恐れ。
形成する方法、何者かでありうるための創造論。
どんな理由で、いかにすれば土くれ人形が魂を抱けるのか。
宿らなかった心はどうすれば手に入るのか。
私はその答えが欲しくて、私に目を瞑り震えている。