衒学記鳥の日樹蝶

メイン記事が数学にシフトしてきたブログ。

『99.9%は仮説』を読む前に。

副題「思いこみで判断しないための考え方」


【内容情報】
「最近どうも頭が固くなってきたなぁ」そんなあなたにつける薬は“科学”です。
文系理系を問わず、科学のホントの基本を知るだけで、たったそれだけで、あなたの頭はグニャグニャに柔らかくなるかもしれないのです。
科学の基本ーそれは、「世の中ぜんぶ仮説にすぎない」ということです。
思いこみ、常識、前例、先入観、固定観念…そういったものにしばられて身動きがとれなくなっている人っていますよね?
「なんでこんな簡単な話が通じないんだ!」ってイライラしますよね?
そんなときは、気休めにこの本を読んでみてください。
きっと、ものの考え方から世界の見え方まで、すべてがガラリと音を立てて変わるはずですから。(「BOOK」データベースより)

 

【目次】

プロローグ 飛行機はなぜ飛ぶのか?実はよくわかっていない
第1章 世界は仮説でできている
第2章 自分の頭のなかの仮説に気づく
第3章 仮説は一八〇度くつがえる
第4章 仮説と真理は切ない関係
第5章 「大仮説」はありえる世界
第6章 仮説をはずして考える
第7章 相対的にものごとをみる
エピローグ すべては仮説にはじまり、仮説におわる

 

読む前に内容を推測してみる。
  1. 実はここで試みている、目次に先に目を通して置いて読書に入る前に内容を推測しておく読み方は、ある意味でこの仮説を先に作り先入観をあえて持ってから内容に臨むというもの。
  2. 要するに、仮説とはこれから直面する未知に対して「こうであってほしい」という期待なんじゃなかろうか。
  3. きっとこの本で述べられることは、仮説(=常識)の守破離についての「破」の段までについてだと推測する。

 

 

【著者情報】
竹内薫(タケウチカオル)1960年生まれの猫好き科学作家。
その裏の顔は、ミステリー作家の湯川薫
東京大学理学部物理学科卒業。マギル大学(カナダ)大学院博士課程修了

【書籍情報】
発売日:2006年02月
著者/編集:竹内薫
レーベル:光文社新書
出版社:光文社
発行形態:新書
ページ数:254p
ISBNコード:9784334033415