未整理、積分、逆三角関数の入った積分、整理整頓とどうなるかわからなさ(No.051)
問題
を解け。
回答
これはなかなか簡単には行かない面白い積分でした。
4ステップに分けて段取りを整えます。
まず最初のステップ: arcsin(x) = t と置換します。
整えてあげることで、tとcosの積になる積分が二つ出てきます。
ステップ2:∫t cos(t)dt を連続部分積分で解く。
ここはまぁ易しいところでしょうか。
ステップ3:∫t cos^3(t)dt を解くために
準備として∫cos^3(t)dt と∫sin^3(t)dt を置換積分で求めておきます。
このcos^3(t) とsin^3(t)の原始関数を使って、∫t cos^3(t)dt を連続部分積分で解きます。
最後に:∫t cos(t)dt - ∫t cos^3(t)dt を計算してまとめる。
もともとarcsin(x) = t と置いていたことを忘れずに元に戻してあげると完成。
ざっくりとした説明でしたが、参考になれば幸いです。